「べしゃり暮らし」で注目! 渡辺大知の武器は“エモい”声
「渡辺さんと言えば、やはり声ですよね。なんとも言えない独特の声で、今風に言えば“エモい”って表現がぴったりくる感じでしょうか」と話すのは芸能ライターでドラマウオッチャーでもある山下真夏氏だ。ちなみにエモいとは「感情的な」「情緒的な」などという意味で、若い人が好んで使う表現である。
「『まれ』や『毒島ゆり子』でも歌声を披露していますが、現在放送中の『Iターン』の中で村下孝蔵の『初恋』を歌うシーンも素晴らしかった。意中の女性にフラれた直後に歌うんですが、まさに感情を揺さぶられるような歌声。渡辺さんが歌う『初恋』を聴いて、撮影後に泣いてしまったという共演者の鈴木愛理さん(25)も、『音源化してください』と自身のツイッターでつぶやいています。渡辺さん自身もお気に入りなのか、ソロライブで弾き語りで歌っています」と話す山下真夏氏も、過去に何度か黒猫チェルシーのライブに足を運んだことがあるそうだ。
「ロックな渡辺さんもカッコいいので、休止中のバンドがいつかまた復活することも期待しています。ミュージシャンから俳優に、というケースはままありますが、声もしかり、アイドル的な俳優にはない“色気”があるからでしょうね」(山下真夏氏)
来年2月には村上春樹のベストセラー、あの「ねじまき鳥クロニクル」の舞台化が決定しており、渡辺の出演も決まっている。出演者たちはこの舞台で「演じる・歌う・踊る」そうだが、さて、渡辺は一体、村上作品とどんな風に向き合うのだろうか。楽しみだ。