「透き通るよう…」二階堂ふみを虜にした吉沢亮の演技力
そして、筆者が調べた限り、真っ先に候補として名前が挙がったのは松坂桃李(30)、竹内涼真(26)、山下智久(34)、木村拓哉(46)の4人。
仮にジャニーズ事務所のタレントが選ばれたら、14年の「軍師官兵衛」の岡田准一(38)以来、7年ぶりの大河主演となるはずだった。
しかし、実際に主演を射止めたのは、大手芸能プロダクション「アミューズ」所属のキャリア10年足らずの若手俳優。「なつぞら」でブレークした印象を持つ人もいそうだが、吉沢の才能にいち早く注目していたのは映画「リバース・エッジ」(18年公開)で共演した二階堂ふみ。二階堂は本読みの段階から「吉沢クンって本当にきれい。透き通るよう……」と、そのルックスにゾッコンだったという。
さらに二階堂を虜にしたのが吉沢の演技力だった。
作品を演出した行定勲監督も吉沢のみずみずしくも生き生きとした演技に何度となくため息を漏らしたという。そして、吉沢はこの作品で「日本アカデミー賞」の助演男優賞を獲得。公開前のプロモーション時に二階堂は吉沢について「輝きがボロボロとこぼれていて、平成のアラン・ドロンみたいでした」と絶賛した。