吉沢亮を大河ドラマ主役に抜擢 裏にNHKの“ジャニーズ対策”
自分たちでブレークさせた俳優を大河の主演に抜擢。ところが、事情はそれだけではないと、NHK関係者は明かす。
「独立した元SMAPの3人に対して、ジャニーズ事務所が圧力をかけて公正取引委員会から注意を受けていたことを、NHKは7月にニュース速報で流しました。ただ、紅白や大河ドラマなどキャスティング面でNHKに協力してきたジャニーズ側からすれば、忖度してもらいたかったところでしょう。表面上は和解しましたが、しこりが残ったことは間違いない。なので、NHK側としては将来的なことを考えて、吉沢の事務所であるアミューズと良好な関係を築いておこうということでしょう」
実際に、昨年末に行われた紅白歌合戦でも、最高視聴率を獲得したのは、アミューズ所属のサザンオールスターズ。それ以外にも星野源(38)や福山雅治(50)といった人気ミュージシャンがいる。俳優も、大泉洋(46)や佐藤健(30)、上野樹里(33)など、主演級をたくさん抱えている。
「紅白にしても、昨年はジャニーズが5組でしたが、アミューズも4組と負けていない。さらに特別枠で出場したサザンを加えれば出場組数は拮抗します。つまり、この2つの事務所が、芸能界を動かしていると言っても過言ではないくらい、影響力は強いのです。その片方であるジャニーズと距離を置くとしたら、NHKはアミューズに頼りたいという思いが出てきても不思議ではない。だからこそ、吉沢の“大河ドラマ抜擢”で貸しをつくっておこうということなのでしょうね」(芸能ジャーナリスト・山田圭氏)
今年放送の大河ドラマ「いだてん」はパッとしないが、来年の「麒麟がくる」はヒットするとの予想が多い。NHKとしても弾みをつけて吉沢にバトンを渡したいはずだ。