たけしが楽屋にきて「兄さん、舞台を見せてくださいよ」

公開日: 更新日:

 しかしそれも解散となってしまい、今度はデン助劇団を退団した男と組んで「青春トリオ」というのを始めたんだ。その後、メンバーが辞めたりして「青春コンビ」になって、ストリップやキャバレーを飛び回ったよ。

「青春コンビ」はどんどん人気が出てきてさ。「五木ひろしショー」に誘われて、一緒に全国を回ってたんだ。

 どこに行っても、俺たちはバカ受けさ。そいで名古屋の御園座に出ているとき、同じ名古屋の大須演芸場に出ていたツービートのビートたけしが噂を聞きつけ、楽屋にやってきたんだ。

「兄さん、明日、舞台を見せてください」  =つづく

(聞き手・平川隆一/日刊ゲンダイ

▽こうの・みちお 1946(昭21)年1月1日生まれ。名古屋市出身。浅草六区通りにある、くじらの店「捕鯨舩」店主。「浅草がんばる会」代表。17歳で上京し、「デン助劇団」で役者として活躍。その後芸人を経て、1977(昭52)年、同店を開店。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕がプロ野球歴代3位「年間147打点」を叩き出した舞台裏…満塁打率6割、走者なしだと.225

  2. 2

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  3. 3

    “玉の輿”大江麻理子アナに嫉妬の嵐「バラエティーに専念を」

  4. 4

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  5. 5

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 8

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 9

    大江麻理子アナはテレ東辞めても経済的にはへっちゃら?「夫婦で資産100億円」の超セレブ生活

  5. 10

    裏金のキーマンに「出てくるな」と旧安倍派幹部が“脅し鬼電”…参考人招致ドタキャンに自民内部からも異論噴出