19日スタート NHK大河ドラマ「麒麟がくる」が背負う重荷

公開日: 更新日:

 NHKはスマホやパソコンでも地上波番組が見られる「常時同時配信」の4月スタートを目指しているが、それをきっかけに、若い視聴者にもっと大河を見てもらわなければならない。

 さらに、局内からは、昨年、ピエール瀧沢尻エリカと出演者の相次ぐ薬物汚染で落ちたイメージの修復を、何よりも期待されている。

 あれもこれもということで、とにかく盛り上げろと前宣伝が凄かった。「チコちゃんに叱られる!」「ごごナマ」「有吉のお金発見 突撃!カネオくん」「偉人たちの健康診断」など、バラエティーや情報番組で大河とコラボのスペシャルを企画し、ミニ番組「まるごと紹介!大河ドラマ麒麟がくる』」を毎日2回も3回も流した。きょう18日も、「カウントダウン大河ドラマ『麒麟がくる』」を放送する念の入れようである。

 これでズッコケたら後がないと必死なのだが、心配がひとつある。物語の前半は光秀らの若き日々がテーマで、桶狭間の戦いは半年も先だという。戦国時代劇ファンは、それまで我慢して見続けてくれるかどうか。

 (コラムニスト・海原かみな)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    演技とイケオジぶりで再ブレーク草彅剛と「10億円マンション売却説」中居正広氏との“絆”

  2. 2

    泉ピン子が終活をやめたワケ「渡る世間は(水原)一平ばかり!」スペシャルインタビュー

  3. 3

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された

  4. 4

    キムタク一家の妹Kōki,は映画主演の裏で…フルート奏者の姉Cocomiの話題作りと現在

  5. 5

    かんぽ生命×第一生命HD 人生設計に大切な保険を扱う大手2社を比較

  1. 6

    米田哲也が万引きで逮捕!殿堂入りレジェンド350勝投手の悲しい近況…《苦しい生活を送っていたのは確か》

  2. 7

    イスラエルにあなたの年金が流れていく…厚労省「ジェノサイド加担投資」引き揚げ“断固拒否”の不可解

  3. 8

    坂本花織の世界選手権66年ぶり4連覇に立ちはだかる…国際スケート連盟の「反トランプ感情」

  4. 9

    カーリング日本女子が到底真似できない中国の「トンデモ強化策」…世界選手権では明暗クッキリ

  5. 10

    公表された重点施策で露呈…JR東海の株価低迷と時代遅れの収益構造