博愛主義者だったカーク・ダグラス 遺産は慈善事業に寄付
今月5日に103歳で亡くなった米俳優カーク・ダグラスさんの遺産のほとんどが、慈善事業に寄付されることになるとフォックス・ニュースなどが伝えた。
ダグラスさんは「OK牧場の決斗」(1957年)や「スパルタカス」(60年)を含めて約90本の映画に出演した往年の名俳優。遺産総額は約8000万ドル(約88億円)に上るが、遺言によると、息子マイケル・ダグラスさん(75)には1セントも渡らず、ほとんどはダグラス基金を通して慈善団体に寄付されるという。
ダグラスさんは生前から博愛主義者として知られ、これまでも何十億円という資産を貧困層の子どもたちやアルツハイマーの患者、さらに地球環境を守るために寄付してきた。息子ダグラスさんの資産はすでに3億ドル(約330億円)もあるため、父親の全遺産が慈善活動に使われても全く構わないようだ。
それにしても、米俳優がいかに稼ぐかが改めて示され、庶民は口をあんぐりするしかない。