「ガチンコ!ファイトクラブ」で存在感 網野泰寛さんの今
10畳ほどのアトリエには、色とりどりの作品がショールームのように並んでいる。
「プリザーブドフラワーの特徴は、年単位の長期にわたり飾れること。結婚式のブーケを加工して記念品にするとか用途は広いんですよ。詳細はHPを」
他にも、エチオピア産のバラやモカコーヒーの輸入、現地でのプリザーブドフラワー工場建設など、海外進出計画もあるという。
「父が開発に携わった有機液体肥料事業も有力です。この肥料は環境に優しく2割近い増産が可能なので、発展途上国の貧困脱出のカギを握るかもしれません」
取材時はスーツではなかったが、プレゼンはビジネスマンそのものだった。
さて、網野さんは1977年5月29日、千葉県生まれ。2人兄弟の長男として育ち、大手総合商社勤務の父親の転勤で、小学生時代はドイツの商業都市・デュッセルドルフで過ごした。
中学進学時に帰国し横浜へ。入学したのは“神奈川県男子ご三家”の一つ栄光学園。東大はじめ難関校への進学率が高い、名門中高一貫校だ。