「100日後に死ぬワニ」炎上波紋…非商業主義ファンを刺激

公開日: 更新日:

 同作はワニの平凡な日常を描き、4コマ目の下に、ほのぼのとした内容とは不釣り合いな「死まであと〇日」というカウントダウンの文言が入る。ネット上で注目され、作者のフォロワー数は200万を超えていた。

 炎上の理由は、最終回と同時に突如発表された数々のメディアミックス。「書籍化決定」「映画化決定」「グッズ・イベントなど続々」の告知が流れ、「いきものがかり」とのコラボムービーも公開された。

 あまりに鮮やかなタイミングにネット民からは「最初から商売ありきだったのか」などの声が上がり、さらに「作者は電通と関係していた」などと書き込まれた。つまり個人が細々とやっていたほのぼのマンガが、実は大手資本や広告代理店による壮大な仕掛けだったと疑われたわけだ。

 これに対し作者は、作品は自分ひとりのアイデアで始めたものであること、さまざまなメディアミックスは、作品が話題になるにつれ話が来たものであることを即座に動画で説明した。

 この騒動にタレントのカンニング竹山(48)が「批判しているのがバカじゃないのかと思います」とコメントしたことをはじめ、タレントやコメンテーターからも異論が噴出。マンガやネットに詳しい多摩美術大学「漫画文化論」講師の竹熊健太郎氏はこう話す。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動