「テセウス」評価二分 澤部にあってせいやに足りないもの
〈意外〉〈よく頑張ったと思う〉なんて評価もある一方で、〈真犯人はもっと自然に迫真の演技ができる俳優さんにしてほしかった〉なんて残念がる声も。
右肩上がりの高視聴率で終えたTBS系日曜劇場「テセウスの船」。ネタバレになるが、最後の最後に、事件の“黒幕”がお笑いコンビ「霜降り明星」のせいや(27)演じる田中正志だったことが分かり、視聴者は騒然となった。
「お笑い芸人がドラマに出演すること自体は、今どき珍しくもありませんが、犯人役は“準主役”みたいなもの。ドラマ初出演のせいやを抜擢するとは、なかなか思い切った配役ですよね」(テレビ誌編集者)
さらに最後の最後の最後に、お笑いコンビ「ハライチ」の澤部佑(33)が、竹内涼真(26)演じる主人公の田村心の兄・慎吾役で登場。
〈最後に(澤部に)全部持っていかれた感も〉などと盛り上がっていた。
「確かに画面のインパクトは、せいやさんより、“まさか”の澤部さんのほうが強かったですね」と、芸能ライターのエリザベス松本氏は苦笑いしながらこう続ける。