新型コロナ禍と似ていると評判 連ドラ「隕石家族」の中身
新型コロナウイルスの感染拡大で番組収録が難しくなったテレビ局。最近はどの民放も、過去の連続ドラマや映画などの再放送が増えてきたが、そんな中、新型コロナウイルスの終息時期が見えない今の世界観と「親和性があるのでは」と評判になりつつある連続ドラマがある。11日から始まった「隕石家族」(東海テレビ制作、フジテレビ系)だ。
東京都内で暮らし、健康器具販売の会社に勤める門倉和彦(天野ひろゆき=キャイ~ン)と、妻・久美子(羽田美智子)の家族に起きる出来事を描いたドラマなのだが、これまでのヒューマンドラマと大きく異なるのが、その設定だろう。
タイトルにもある通り、「1年後に巨大隕石が衝突して地球が滅亡する」という何ともショッキングで、ハチャメチャな設定なのだ。
「終末の日」が刻々と迫る中で、家族や人はどう考え、どう生きるのか。倫理観や社会性が崩れつつある状況において個人はどうモラルを保つのか――。設定は全く違うものの、ドラマを見ていると、新型コロナウイルス禍にある今の世にリンクしてしまう不思議な感覚を覚えてしまうのだ。