歌番組の再放送に期待!「昭和ポップス」が新鮮に映るワケ
前出の音楽誌ライターは「コロナ収束の気配が見えなければ、今後、アーティストの自撮り動画の配信が歌番組の主流となっていく可能性もあります。ごまかしが利かないので、本当に歌がうまくないと、自撮り動画の配信は厳しいでしょう。オファーされる歌手は各局かぶってくる可能性もあり、歌手も明暗が分かれそうです」と話す。
その一方で、ネット上には〈昔の歌番組の再放送に大いに期待〉〈懐かしの昭和ポップスを今また見たい〉〈CSでザ・ベストテンを再放送するらしいけど、地上波でも!〉〈夜のヒットスタジオも再放送して!〉なんてリクエストも多い。
4月28日に放送された「マツコの知らない世界」(TBS系)では、今の若い世代が注目しているとして、昭和ポップスを特集。この日、「昭和ポップス」と「マツコの知らない世界」の2つが同時にトレンドワード入りするなど、視聴者の関心も高かったようである。
大人世代に向けたカラオケ選曲指南本「大人のカラオケ 選曲名人」の構成を担当したライターの源祥子氏は、昭和の楽曲と歌番組の魅力について「イントロや間奏、衣装やセットなど、とにかくすべてがゴージャス。ダサさと派手さがいい感じに混ざり合った独特の雰囲気が、今の若い世代には新鮮に映るようですね」と、こう続ける。