三浦春馬「14年ギャラクシー賞」贈賞式ドタキャンの不可解
贈賞式は都内の大きなホテルに数百人を集めて行われる。受賞や開催日時を事前に伝え、受けるのは出席が前提。ところが、欠席した。理由は「映画撮影のため」。ちょうどこの時、15年公開の映画「進撃の巨人」の撮影中だったという。ビデオメッセージが寄せられることもなく、贈賞式にはフジテレビの中野利幸プロデューサーが代理で出席した。ギャラクシー賞個人賞の中でも初めて。前代未聞のことで常識がないと批判もあった。
亡くなった今、複雑な家庭環境についての報道が続いている。心の闇を抱えていたのかもしれない。当時24歳。母親との確執などから、人間不信に陥っていたとも伝えられる。贈賞式欠席の一件から、いつか世間を騒がすような出来事が起きる予感はあった。スキャンダルは繰り返されるのが常である。
(峯田淳/日刊ゲンダイ)