裕次郎さんの自宅から遺跡が…本人と石原プロ社員の神対応
芸能界の名門プロダクション、石原プロモーションが来年1月に解散することが発表された。
直後から石原プロには問い合わせや取材が殺到し、対応がたいへんだったそうで、発表から20日ほど経ってようやく落ち着いてきたという。
故・勝新太郎さんの勝プロ、故・三船敏郎さんの三船プロ、故・萬屋錦之介さんの中村プロなど、昭和のスターが制作もするプロダクションをつくったが、どこも最後は倒産や分裂といった経路をたどった。
だが、この石原プロだけは違っていて、裕次郎さんが亡くなった後も映画、ドラマの制作に加え、渡哲也、舘ひろし、神田正輝らが所属俳優としてもいい仕事を続けてきた。なにしろ、おおかた無借金経営でやってきたのだから、スタープロとして素晴らしい。
裕次郎さんと初めて対面したのは、今から40年前、スポーツ紙の駆け出し記者だった頃だ。
裕次郎さんは当時、東京・成城の自宅近くに土地を購入し、新邸宅を建設することにしたのだが、その土地から古墳時代の土器が発見され、研究機関が発掘調査をすると決定した(上神明遺跡)。