M-1王者も背骨骨折 芸人は“体を張ってナンボ”のお寒い事情
「トレエン斎藤さんの骨折がすべてを物語っていますよねえ」と、20代の若手お笑い芸人がため息をつく。
お笑いコンビ「トレンディエンジェル」の斎藤司(41)が今月8日、フジテレビ系「でんじろうのTHE実験」のロケで、背骨の圧迫骨折など全治3カ月のけがを負った件だ。もちろん看過できない話ではあるが、懲りないというか、ロケ中の負傷事故は珍しくない。
実際、昨年11月には、俳優の佐野史郎(65)が日本テレビ系「ガキの使いやあらへんで!」年末特番のロケ中に、腰の骨を折る全治2カ月のけがを負っている。
「佐野さんの場合は、液体窒素を入れたペットボトルが破裂する力で、斎藤さんは尻に敷いたエアバッグで……いずれも空中に浮くというチャレンジで骨折している。佐野さんの前例があるのに、斎藤さんに似たようなことをやらせてけがをさせたフジテレビは、確信犯と言われても仕方がないでしょうね」(テレビ誌ライター)
当のフジテレビは「今後の治療等について、誠意をもって対応していきたい」などと“お詫び”していたが、ネット上は〈芸人だから危険な仕事をやらせるとか、今どき時代にそぐわない〉〈危機管理が足りない〉などと、非難ゴーゴーだ。