田中美奈子さん キャンピングカーで日本&世界を縦断したい
美脚のアイドル歌手時代から長きにわたり活躍する田中美奈子さん(53)。今年は俳優で夫の岡田太郎さんとともにキャンピングカーのアンバサダーに任命されるほどのキャンピングカー好き。死ぬまでの夢は家族4人で日本一周、世界30カ国以上のキャンピングカー巡り!
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私の叔父がアウトドアが大好きで、キャンピングカーを持っていたので、小学生の頃の夏休みに、いとこの子たちと河口湖でよくキャンピングカーで寝泊まりして、バーベキューとかしていました。
父もアウトドア好きなので私も影響され、自分の子供が当時の私の年齢になったら同じようにキャンピングカーで楽しませたいとずっと思っていたんです。
主人も偶然小さい頃からテントを張って魚を釣ってとキャンプ好きだったらしく、たまたまアウトドア好きな人と結婚したのも、今思えばラッキーだったんです(笑い)。
子供が小学生の高学年になってきたタイミングで、私の“キャンピングカー愛”についてフジテレビさんが取り上げてくれて、その番組を見てくださったキャンピングカー協会の方がアンバサダーを新たに設けてくださり、私たち夫婦を任命してくれました。それが今年の1月。
副賞にキャンピングカーを1年間レンタルされたのですが、車はキャンピングカーのNUTSさんのCREAが大好きだったこともあり、内装とか私たちがチョイスしたものを提供してくださいました。今年はその車でいろいろ走り回り、キャンプ企画の番組にも出ています。
リビングや寝室を使い分ければ3部屋、エアコン、テレビ付き
「有吉ゼミ」(日本テレビ系)さんのロケが河口湖で、続けて他の番組のロケが九州であったので、河口湖から福岡までのプライベートの移動もキャンピングカー(笑い)。
北九州、別府、長崎……グルッと九州を回り、3600キロの旅をしてきました。キャンピングカーを持たれてる方にはフェリーで大きく移動する人もいますが、私たちは運転が好きなので、夫婦で交代で運転しています。リビングや寝室を使い分ければ、私と息子、主人、娘と寝る部屋が3つあり、もちろんエアコン、テレビ付き。家がそのまま移動している感じです。「家、いらないじゃん」ってくらいに快適。
子供が、例えば東大寺の大仏を学校で勉強するじゃないですか。「実際に見たい!」と言ったので、帰りに奈良に寄り、大仏を見ました。他にも前方後円墳を見たりとか。実際に見て触れることが子供の学びにとって有意義だったようです。コロナ禍で修学旅行も延期が多い現状では、家族でキャンピングカーで遠出はいいかもしれません。
他にも、温泉に入ると息子は温泉好きで大喜びだし、私も主人もお肌がツルツルになっちゃって(笑い)。楽しいことをやって暮らすのは、体に一番いいんでしょうね。
料理は主人が調理師免許を持ってますし、キャンプする場所での地産の食材を料理することもあって、ご飯にはまったく困ることないです。
RVパークに行くと、他のキャンピングカーが何台も止まっています。隣同士になったご家族とは子供同士が友だちになって、一緒に海で遊んだりとか。旅一座で巡ってる人たちとも出会って話しました。「いろんな生き方があるんだな」と思いました。
子供たちはすぐにでもキャンピングカーで出かけたがってます!
ユーチューブも計画中
死ぬまでにやりたいことは、家族4人でまず日本を縦断して、次に世界を縦断したいなと。
九州は縦断しましたし、9月の連休には福島に行ってきました。今月に新潟の方の日本海に行こうと計画してます。北海道はグルッと一周回りたい。来年にかけて日本の旅を続けようと思ってます。これからもずっと乗り続けていきたいですね。
日本の次はアメリカかな。実は主人が4年間、アメリカ留学した経験があり、英語は堪能なので、キャンピングカーで暮らしながら横断したい。キャンピングカーはアメリカでレンタルできますから。日にちがかかるので子供の夏休みに。来年か、再来年には行きたい。自由の女神やグランドキャニオンを子供に見せたいですね。
実は私は仕事で36カ国くらい行かせていただいていて、全部、子供たちに見せたいんです。36カ国だから本当に死ぬまでにやりたいこと。私も健康でいないと(笑い)。世界を回る途中からは息子と娘も運転できるようになっていたら、少し楽ですね。
それから九州の旅は動画に撮ったので、いいタイミングで、家族のキャンピングカーの様子を見ていただくユーチューブのチャンネルも始めようと計画中です。
今の時代はキャンプとキャンピングカーがブーム。軽から大型までさまざまなキャンピングカーが出てますので一度、楽しさを味わってほしいですね。
(聞き手=松野大介)
▽たなか・みなこ 1967年9月、千葉県出身。89年に歌手デビュー、「学園祭の女王」と呼ばれる。07年に俳優の岡田太郎と結婚。現在ドラマや情報番組などで活躍。パラオ共和国名誉親善大使も務める。2児の母。