夏目雅子さんとの思い出…ありがとう、元気にやってます
還暦も迎えたので久しぶりに、自叙伝とまではいかないが本を出版しようと、あれこれ回想してみれば、つくづく私の人生はたくさんの人に支えられてここまでやってきたのだと改めて思った。その中でデビュー当時に仲良くさせていただいた女優夏目雅子さんのことをとても懐かしく思った。
短大生時代に素人参加の演芸番組に出まくっていた頃スカウトされ、卒業後に初のレギュラーが決まりテレビドラマで本格的に芸能界デビューすることになり、そこで夏目雅子さんと共演。共演といっても私は毎回セリフがあるかないかの超端役、あちらは準主役級。緊張MAXの初顔合わせ、本読み、立ち稽古、何が何やらちんぷんかんぷんのロケ、スタジオ入り、その全てに夏目さん・雅子姉ちゃんが居ました。
キラキラ輝いてました。「ほら、時間よ」「こっち、こっち」
いつも声をかけてくれて、メークや下着選びまで教わり、次第に、一緒に美容院に行ったり、電車に乗って宇津井健さんのご自宅に遊びに行ったり、恋バナをしたり、番組終了後も、私が花王名人大賞新人賞を取った時にはプレゼンターとして花束を持って駆けつけてくれたら他の芸人さんたちが「わあ、夏目雅子だ!」って授賞式もそっちのけでわーわー喜んで、まさに花を添えてくれた。兄と少し年の離れた弟に挟まれた3人きょうだいということや短大生の頃芸能活動が始まったこと、容姿は真逆(?)だがなんとなく境遇が似ていたからか本当の妹のように可愛いがってくれた。