大泉洋の白組司会抜擢で描くNHKの戦略 紅白総合の後継者に
大泉洋の時代が到来?
しかし、「鎌倉殿」の放送予定は再来年だ。今年の紅白の司会抜擢は少しタイミングが早すぎるような気もする。
「NHKにはいずれ総合司会を大泉さんにお願いしたいという思惑があるのでしょう。今年、総合司会を担当するウッチャンナンチャンの内村光良さん(56)は4年連続となります。総合司会は精神的な負担も大きく、内村さんが担当する前々年まで担当していた元NHKアナの有働由美子さん(51)も4年で交代しました。こうした安定感のある人の後任探しはとても難しい。大舞台で司会を任せられる力量だけでなく、誰もが納得できる方じゃないとお願いできないからです。そこで、視聴者の反応を見る意味を含めて、早めに大泉さんに白羽の矢を立てたのでしょう」(弘世一紀氏)
大泉は03年に発売された北海道のローカルバラエティー「水曜どうでしょう」(北海道テレビ)の第1弾DVDが話題を呼び、一躍脚光を浴びた。その後、ドラマ出演などで俳優として知名度を上げ、「とんねるず」の石橋貴明(59)や「ナインティナイン」の岡村隆史(50)と親交を深めた。彼らだけでなく、明石家さんま(65)からもバラエティー力という面での才能も高く評価されており、「次世代のお笑い界を背負って立つ男」と評価するメディアもあったほどだ。
「とにかく大物にも物おじしないし、言いたいことをズバズバ言うし愚痴も多い。それなのに、全く嫌みがないんです。いじられても必ず笑いで返すし、決して人を傷つける言葉を言わない。彼を悪く言う人はまずいません。人柄の良さは内村に負けてない。後任には最高の人選だと思います」(弘世一紀氏)
大泉の時代が到来しつつある。