芸歴70年・草笛光子“女優魂”の源は「真っさらと負けん気」
女優の草笛光子(87)が9日から放送するドラマ「その女、ジルバ」(東海テレビ・フジテレビ系)に出演する。役どころは、“超熟女BAR”のママ。連日6時起きで撮影に立つ草笛の女優魂の源泉を聞いた。
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同作は、人生をあきらめかけた、池脇千鶴演じる新が“超熟女バー”に最年少ホステスとして勤めることから始まる物語だ。
「お店のホステスが熟女っていうところに引かれて引き受けました。チャーミングさがにじみ出るでしょうし、セリフも楽しみで。マンガが原作で、ママの見た目が強烈なので本当は忠実に再現するのもいいなと思ったんですが(笑い)」
バーのママを演じるのは意外にも初めてだそう。
「『社長シリーズ』では毎回社長に“今夜どうだい?”って誘われるだけで、ママは初めて。たばこでもあれば様になるかと思ったら、このご時世からか、たばこもダメで……お客さまが楽しんでいるかどうかを肌で感じつつ、存在感を醸し出すように努力しています。ウチで働くお嬢さんたちは私の想像より上品でチャーミング。え? 私がママだったら? 向きませんね。全部自分で飲んじゃいますから(笑い)」