麒麟川島「ラヴィット!」MC就任でワイドショー“草食”加速
芸能リポーターの川内天子氏がこう言う。
「視聴者も、起用するテレビ局側も“安心”できる人選。トーク、ルックス、MC力“全てにおいて及第点”。博多華丸・大吉さんと共に“上品芸人”と評されるように、博学で人を傷つけない笑いのスタイルが時代に合っている。スキャンダルゼロで真鍋さんとの交際が忘れられるくらいなのも川島さんならでは。相方の田村さんが億万長者になっても“大喜利が得意”と自ら売り込み『IPPON』に出場する堅実さも起用する側の安心材料になっています」
MC候補にはコメンテーターとして活躍中の田村淳(47)やNON STYLE・井上裕介(40)らもいたはずだが、なぜ川島にお鉢が回ってきたのか。
同志社女子大学教授(メディア論)の影山貴彦氏は「MCの草食化」と評して、こう分析する。
「コロナ禍やSNSの炎上などで、加藤浩次さん、坂上忍さん、宮根誠司さんなど“肉食系”MCより、羽鳥慎一さんのような“草食系”の“安心感”がお茶の間で好まれるように変わりつつあります。そのような中、谷原章介さん、川島さんが起用されるのは当然の流れ。谷原さんが貴公子のようなやさしさで主婦の懐に入るとすると、川島さんは『R-1』や『IPPON』で培った、芸人らしいクレバーさが見どころ。スマートに進行しつつも、イエスマンではない“芸人魂”のあるコメントが谷原さんとの差別化ポイントになるのでは」
春のワイドショー戦線、“草食MC”対決を制するのは誰か。