NHK視聴率快挙は“Wリョウ”次第?朝ドラの成田、大河の吉沢
NHK朝ドラ「おちょやん」が18・3%、NHK大河ドラマ「青天を衝け」が16・9%をマークして週間視聴率ランキング入りしたのは2月3週のこと。「青天を衝け」は初回の20・0%から3ポイントほどダウンしたものの、もし大坂なおみの全豪オープンの話題がなければ、NHKの看板ドラマのワンツーが実現、NHKにとって快挙になるところだった。
「おちょやん」のヒロインは杉咲花、相手役が成田凌、「青天を衝け」の主演は吉沢亮で共通点がある。くしくも「2人のリョウ」がキーマンということ。どちらもイケメン、注目の若手俳優である。
ここ数年、俳優では田中圭、高橋一生らがドラマの中心になり、「また出てる」という状況が続いている。そろそろ次世代の主役級の登場もとの期待があるが、今は成田と吉沢がその役割を担う逸材か問われている。
ダブル・リョウはともに演技派だ。成田は映画「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」や「窮鼠はチーズの夢を見る」などの演技が評価されて、今週第63回ブルーリボン賞の助演男優賞を受賞した。成田のナイーブな演技は以前から高く評価され、新垣結衣主演のドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」でもゲイの役で存在感を放ち、「窮鼠」も同性愛がテーマだ。「おちょやん」では芸達者な杉咲と顔芸、アクの強さで押しまくる星田英利(ほっしゃん)を相手に好演している。余談だが、松坂桃李と結婚した戸田恵梨香と噂になった際は勝地涼、加瀬亮に続く「戸田の3人目のリョウ」と話題になった。