「噂の!東京マガジン」視聴率がいいのに…BS移行の不思議
TBS系「噂の!東京マガジン」は今月28日で地上波の放送は終了して、同じ日曜の同じ時間でBS―TBSに引っ越す。出演者が高齢で若者が見ない、若者が見ないからCMが集まりにくいというのが地上波打ち切りの理由とされるが、この移転は「だったら、“若いもん”に見てもらわなくってもいいよ」という開き直りなんじゃないか。
たしかに、司会の81歳の森本毅郎以下、レギュラー陣も井崎脩五郎と清水国明は70代、一番若い深沢邦之でも54歳だ。アシスタントの小島奈津子も52歳。おそらく、出演者の平均年齢が日本一高いバラエティーである。
「おっさんばっかり出てきて、しかも一番の人気コーナーの『やってTRY!』は、魚のアジとイワシの区別もつかない若者の非常識ぶりを笑うという企画ですから、若い人は見ようとは思わないでしょう。企業がCMをためらうのもわかります。でも、世帯視聴率は常に8%以上で、ずっと同時間帯トップですから、いきなり番組を終了すると言われても、スタッフや出演者は納得できませんよ。BSには移るが、若者に媚びたようなリニューアルはせず、メイン視聴層である中高年向けの番組作りは続けるということで、手を打ったのではないでしょうか」(テレビ雑誌編集デスク)