V6解散は必然…ジャニーズ帝国が抱える世代交代のジレンマ
ファン第一を掲げるジャニーズとして、井ノ原もまずは生の自分の声で伝えたいと思ったのだろうが、女性ファンの心理は複雑。岡田は俳優としても成功し、国内の大手メジャー作品で主役を張るようになっても、結婚後はファンの観客動員がどうなるか、ヒヤヒヤだったらしい。
「いまも独身の坂本昌行にも、元宝塚トップスターで女優の朝海ひかるというパートナーがいます。夫婦同然との報道もありますけど、それでも結婚しないのは、すれば舞台に毎回足を運んでくれる女性ファンを離してしまうからです」(芸能リポーター)
■嵐に次ぐアイドルの不在
V6解散後も、グループ内ユニット「20th Century(トニセン)」は存続。そのメンバーである坂本にとって、ファンは頼みの綱であり、ソッポを向かれたら商売あがったり。岡田や井ノ原ほど売れているわけでもなく、身を落ち着けることはジャニーズのタレントとしてのデッドラインを越えてしまうことにもなりかねないだけに慎重のようだ。
ジャニーズはことし1月、デビュー予備軍の若手「Jr.」所属のメンバーに対し、22歳という定年導入を発表した。嵐は昨年いっぱいで活動休止、少年隊は事実上の解散、TOKIOも長瀬智也の退所でバンドとしての機能停止状態で、今やKinKi Kidsが最古参に。彼らに代わる売れっ子、スター誕生が新生ジャニーズには急務にちがいない。