黄金期の3倍稼ぐ石橋貴明 “ぼっちYouTuber”化の哀しき晩年
「『みなさんのおかげでした』は常に100以上のスタッフが動き、おぎやはぎやバナナマン、カンニング竹山らお気に入りの芸人に囲まれロケや収録自体がそのまま趣味になっていたんです。でもいまはスタッフは数人のみ。話し相手はディレクターのマッコイ斎藤だけですからね」(前出の放送作家)
「みなおか」は、視聴率低迷と制作費の高騰が原因で3年前に打ち切りになったが、フジが代替番組として用意した深夜の『石橋貴明のたいむとんねる』も2年持たずに終了。そんな石橋にとって心のよりどころが「石橋、薪を焚べる」だったのだ。
「深夜帯といいながらも石橋は自分の人脈を生かし、テレビには出ないようなその道の達人をキャスティングするなど制作にも協力を惜しまなかったんです。予算のない番組であることを理解していて、一時はノーギャラでもOKだと語っていたそうです。YouTuberとして大成功を収めましたが、本音はテレビ番組に出たい。基本、寂しがり屋ですからね。テレビ局はネットに押されているとはいえ、いまだに多くのスタッフであふれている。あの雰囲気が忘れられないようです」(制作関係者)