マリエ枕営業騒動 大物が明かした“情を通じた配役”の実態

公開日: 更新日:

 筆者もその昔、大ベテランの大物女優(故人)に人気ドラマのキャスティングについて直に話を聞いたことがある。筆者が「このドラマの成功は絶妙なキャスティングですよね。端役にまで演出家の目が届いているように思います」と、ある新人女優の名前を出したところ、彼女は実に素っ気なく「ああ、あの子ね。(小指を立てながら)プロデューサーのこれなのよ。(芝居は)上手くないけど」と、まさに舞台裏を暴露した。これを正確な意味で枕営業と呼ぶべきか分からない。ただ、こうした“情を通じたキャスティング”は実在する。

■横一線なら“おまけ”があった方が有利

 別の芸能プロ関係者は次のようにも証言した。

「枕営業をする上で、絶対的に有利なのがいわゆるモデル系のタレントを数多く抱える芸能プロです。何といっても手駒が豊富ですから、営業が手を抜かない限り手広く仕事が拾えるわけです。選ぶ方だって5~6番手の役で演技力が同程度だったら“おまけ”が付いた方を選んでしまいます。そこまで人は潔癖でも強くもありません」

 近年、芸能界ではいわゆるモデル系の芸能プロが幅を利かせている。その背景には前出のような事情も隠されているのではないかと、この関係者は推測した。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    演技とイケオジぶりで再ブレーク草彅剛と「10億円マンション売却説」中居正広氏との“絆”

  2. 2

    泉ピン子が終活をやめたワケ「渡る世間は(水原)一平ばかり!」スペシャルインタビュー

  3. 3

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された

  4. 4

    キムタク一家の妹Kōki,は映画主演の裏で…フルート奏者の姉Cocomiの話題作りと現在

  5. 5

    かんぽ生命×第一生命HD 人生設計に大切な保険を扱う大手2社を比較

  1. 6

    米田哲也が万引きで逮捕!殿堂入りレジェンド350勝投手の悲しい近況…《苦しい生活を送っていたのは確か》

  2. 7

    イスラエルにあなたの年金が流れていく…厚労省「ジェノサイド加担投資」引き揚げ“断固拒否”の不可解

  3. 8

    坂本花織の世界選手権66年ぶり4連覇に立ちはだかる…国際スケート連盟の「反トランプ感情」

  4. 9

    カーリング日本女子が到底真似できない中国の「トンデモ強化策」…世界選手権では明暗クッキリ

  5. 10

    公表された重点施策で露呈…JR東海の株価低迷と時代遅れの収益構造