憧れの存在を優しく救い肥え太る 今田耕司という”妖怪”
新喜劇での経験は「むちゃくちゃ大きい」(とうこう・あい「QJWeb」21年4月10日)と今田は言う。「あそこで『芸人さん』っていうものに直に触れた感じ」だと。「寄席の『出番』で芸人さんをずっと見てきたんで、普遍的な憧れがあるのかもしれない」という彼だから、どんな時でも芸人を救っていく。
冒頭の番組で鶴瓶は今田を「妖怪」と評した。「人がスベったことをうまいことフォローして、自分で食うて、それが肥やしで太っていく妖怪」なのだと。