激変のグラビア事情!坂道グループがヤングマンガ誌を席巻

公開日: 更新日:

 週刊ヤングマガジンや、ビッグコミックスピリッツ、週刊ヤングジャンプなどのヤングマンガ誌やアイドル誌が近年“史上最高のクオリティー”と話題だ。正統派アイドルたちが続々とグラビア参入しているのだ。

 乃木坂46櫻坂46日向坂46といった紅白に出場した正統派が、部屋着風肌露出など、プライベート感のあるグラビアで登場。いつものひざ丈の制服姿と異なる姿は男性だけでなく、同性にも支持されている。グラビアはグラドルだけのフィールドではなくなっているのである。アイドル評論家のブレーメン大島氏はこう分析する。

「グラドルの出番が激減したことと、トップクラスのグラドルが減ったことで“席があいた”ところにグラビアで個性を発揮しようとするアイドルがおさまった感があります。イエローキャブのグラドルや若槻千夏さんらが活躍していた“誰もが知っているグラドル”は今も現役の熊田曜子さんぐらい。次世代グラドルも知名度はあっても全盛期に比べたら人気は劣ります。今、グラビアのイベント会場は都内でも1カ所しかなく、お渡し会もできなければ報道もされず、“地下グラドル化”が進んでいます。そんな中、メジャーなアイドルたちも活動の場が制限され、グラビア活動を“個性を発揮する場”ととらえるようになった。コロナ禍で地盤沈下したグラドルに比べ、コロナを追い風にしたトップランナーが坂道グループといえます」

グループの世代交代も要因か

 先週発売の「週刊ヤングマガジン」(講談社)第21号では乃木坂46の遠藤さくら(19)が表紙を務めた他、坂道グループ12人が登場し“百花繚乱”状態。アイドル研究家の北川昌弘氏は「坂道グループの世代交代も要因」としてこう続ける。

「AKBがグラビアを席巻した時代がありましたが、坂道グループのニューエージが知名度を上げようというタイミングでグラビア露出していることも大きいでしょう。最近はグラビア事務所1社のタレントで雑誌をジャックするなど新たな流れも生まれています。森咲智美さんらが所属するリップはセクシーに舵を切り、バラエティーやドラマに進出。ゼロイチファミリアはグラビアから特撮ドラマに進出するという新たな道を確立しています」

 コロナ禍を吹き飛ばすかのようにグラビア界は新時代に突入している。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    松本人志「事実無根」から一転、提訴取り下げの背景…黒塗りされた“大物タレント”を守るため?

  2. 2

    島田洋七が松本人志復帰説を一蹴…「視聴者は笑えない」「“天才”と周囲が持ち上げすぎ」と苦言

  3. 3

    人気作の続編「民王R」「トラベルナース」が明暗を分けたワケ…テレ朝の“続編戦略”は1勝1敗

  4. 4

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  5. 5

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  1. 6

    松本人志が文春訴訟取り下げで失った「大切なもの」…焦点は復帰時期や謝罪会見ではない

  2. 7

    窪田正孝の人気を食っちゃった? NHK「宙わたる教室」金髪の小林虎之介が《心に刺さる》ファン増殖中

  3. 8

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  4. 9

    菊川怜が選んだのはトロフィーワイフより母親…離婚で玉の輿7年半にピリオド、芸能界に返り咲き

  5. 10

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇