「ドラゴン桜」絶妙リブート感!半沢直樹の味つけを楽しむ
阿部寛(56)主演の「ドラゴン桜」。16年ぶりの第2シ―ズン(TBS系=日曜夜9時)が、4月25日にスタートし、春クールの地上波GP帯連続ドラマが出揃った。
「2005年版で東大を目指した生徒役の山下智久、長澤まさみ、新垣結衣、サエコ(現・紗栄子)、小池徹平、中尾明慶が今でも第一線で活躍している“伝説的”作品の続編ということで、放送前から注目度はダントツでした」(テレビ誌記者)
その前評判通り、初回の世帯視聴率は14.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、13.9%だった「イチケイのカラス」(フジテレビ系=月曜夜9時)を上回り、今期の連ドラの初回トップだ。
江口のりこ(41)や及川光博(51)のアップで始まり、「半沢直樹」を連想させる重厚な冒頭で“日曜劇場”らしさを前面に押し出した初回。ネット上では〈半沢直樹フォーマットにがっかり〉〈これはこれで面白いけど、期待してたのとは違う〉などと、前作ファンからの“ブーイング”も多数あったが……。
「直近の2005年版再放送を全話見ていましたが、続編の初回を見て〈日曜劇場になるとこうなるんだ〉と楽しめましたね。続編というより、“シン・ドラゴン桜”なのかなって」と言って笑うのは、テレビコラムニストの亀井徳明氏。亀井氏は「単なる続編ではなく、前作と放送枠を変えることで“リブート感”が出ています」と、こう続ける。