「ドラゴン桜」絶妙リブート感!半沢直樹の味つけを楽しむ
「阿部さん主演の2006年のヒット作『結婚できない男』の続編、2019年『まだ結婚できない男』の初回は、前クールの『TWO WEEKS』の平均視聴率が6%台だったところに11%台。阿部さんの魅力が随所に出ていて面白かったのですが、第1シーズンと同じテイストを踏襲したことが伸び悩みにつながったのか、全話平均で2ケタには届かなかった。その点、『ドラゴン桜』は同じキャラクターを使いながら作品の世界観を変えつつ、第1話で紗栄子さんを出演させたように、旧作ファンへのサービス精神もある。これまでの連ドラの“続編”とは違う気がします。桜木(阿部)が生徒を海に突き落としたり、バイクで生徒を追い詰めて失禁させるなど、今どきのテレビではかなり攻めているんじゃないでしょうか」
確かに前作のほのぼの青春路線とは違うが、“落ちこぼれ生徒を東大に導く”のがドラマの軸。2日放送の第2話以降に登場してくるであろう“桜木メソッド”がどれだけ視聴者の心に刺さるのかがキモになってくるはずだ。
「話題作の続編で日曜劇場ということもあってコケられない。それで保険をかけちゃったのか、ずいぶん欲張りというか、全体的に複雑な印象のドラマにしちゃいましたね。もっと生徒たちを応援できるシンプルな構成でいいのに、と思わなくもない。まあ、生徒役の平手友梨奈などにはなかなか存在感があるので、今後に期待です」(前出のテレビ誌記者)
ただ、準主演の長澤まさみ(33)が窮屈そうに演じている感じなのが、ちょっと気になる?