「恋はDeepに」が迷走…石原さとみの“人魚姫設定”に違和感

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 石原さとみ(34)と綾野剛(39)がダブル主演を務めるドラマ「恋はDeepに」(日本テレビ系)が低迷の一途を辿っている。石原と綾野のラブストーリーということで、ドラマ放送前は期待値も高かった。

 筆者も楽しみにしていた一人だったが、蓋を開けてみると、ヒロインが「人間ではない」というファンタジー設定で、純粋に演技派俳優によるラブストーリーを楽しみにしていた人たちは混乱したように思う。

 その戸惑いもあってか、放送を重ねるごとに視聴率は下がっていき、5話目でとうとう7%台に突入。4話目のラストでヒロインの海音(石原さとみ)が「実は私、人間じゃないの…」と、とうとう倫太郎(綾野剛)に打ち明けてからは、大量のワカメをそのまま食べたり、加湿器を鬼のように浴びたり、回を増すごとに人間離れが加速。それにより脱落者が続出したと察する。

■ターゲット視聴層と内容の齟齬

 もちろんこれが少女漫画が原作のドラマならば、このようなファンタジー設定もスムーズに受け入れることができた。10代向けの作品で、キャストも10代~20代前半の若手俳優がキャスティングされ、最初からそういう層に向けているということがわかっている作品ならば、ファンタジー設定が介入してきても、そういう心構えで楽しむこともできただろう。

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