東映時代は毎晩「十円鮨」を…アタクシいい歳こいて肉も鮨も大好きなんすヨ!
何かの本だかで、江戸前鮨ってのは、二百年程前に始まったそうで、江戸前、つまり江戸湾で取れた魚等を、生で握って喰らう。コノ江戸前鮨が全国に広まったのはいつからか? 答は冷蔵庫が出来てからだそうで、成程、生の魚等を食すには冷蔵庫がなきゃなあ。
魚が旨いと書いて、鮨!上手いネーこの漢字。一部の金持ち、イヤ今や一部どころじゃないか、ま、そういうセレブってんですか。そんな方々を除いて、大勢いらっしゃるであろう、我々庶民は値段を気にせず喰ってみたいもんだと思いますわなー! 銀座辺りの高級鮨屋でねー!
聞くところによると、一人五万なんて店も、アレは家賃分も勿論入ってんだろうけど、五万円だと軽く呑んでも七、八万は取られるんでしょ。二人で行って十五、六万円! か~凄いネー。
一ツ星だか三ツ星だか知らないが、それ程フランス辺りのガイドブックが大事かね~。住み辛いネー。ま、だからそういう高級店が繁盛してるってことは、金持ちは相当いるって訳で結構なことですがネ。こういう高級鮨屋へ、三日にあげず行ってみたい! イヤ違うな。モノにはホドってもんがある。アタシのようなセコな舌じゃ、五万も六万もの味が分らんだろう。あゝもったいない。一握り何千円かの鮪とか、聞いたことのない魚とか、腹一杯にするには、五万で足りんのかネ。アブラ汗が出てくる。しかも少しは呑みたいし……止めた! 淋しくなってきた。