追悼・中村吉右衛門さん 満身創痍も舞台に上がり続け「気迫の役者魂」貫く
「昨年暮れに配信のコラムでは“ある手術”を受けたと明かし、体に思った以上の影響があり大声を出すと息が上がったり、立ち上がるにも苦労すると打ち明けられていました。それでも“千両役者”の使命として舞台に上がり続けました」(スポーツ紙芸能デスク)
80歳で「勧進帳」の弁慶を演じ、その舞台で孫の尾上丑之助(7)と共演するとの目標を掲げていた吉右衛門さん。満身創痍、気迫の役者魂を貫いた生涯だった。