TBS「最愛」の岡山天音 視聴者をザワつかせる普通から5ミリズレた“影”の魅力

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「天音クンは〈一度見たら忘れられない〉と評されることが多いですが、一番の凄さは“普通”の幅が広いことだと思います」とドラマ制作会社スタッフがこう続ける。

「どこかドライで冷めた感じもする天音クンの風貌は、今どきの若者役がピタッとハマる。彼の演技には力みがないので、自然と〈いるいる、こういう若い子っている〉と納得させてしまう。その普通の幅が広いんです。チャラい子だったり真面目で内向的な子だったり、いろんな“どこにでもいそうな若者”をサラッと演じ分けられるって、普通じゃできない。天音クンの漫画好きで人見知りという性格が何か影響しているんですかね」

 そんな“藤井”岡山の登場で物語は佳境へ。プロデューサー・新井順子氏×演出・塚原あゆ子氏の「最愛」は放送中から今後の展開の“考察合戦”で盛り上がり、オリコンのドラマ満足度ランキングでは首位を争い続けている。第8回はツイッターで〈#最愛ドラマ〉が世界トレンド2位に。

「新井×塚原コンビは、これまで18年放送の『アンナチュラル』や『中学聖日記』、昨年放送の『MIU404』など話題のTBSドラマを手掛けてきました。天音クンも塚原演出のドラマに出ることが念願だったそうで、かなり気合が入っていた。確かに天音クンは普通っぽさも魅力ですが、普通から5ミリぐらいズレた“影”も演じられるところに、天賦の才を感じます」(前出のテレビ誌ライター)

 人気イケメン俳優の岡田健史(22)は「中学聖日記」で大抜擢され、一気にブレークした。ジャンルは違うが、岡山も「最愛」でさらなるステップアップとなるか。

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