「眞子さんの乱」が示した皇室の“危機”…悠仁さまの結婚相手を見つけるのは至難の業
さらに眞子さんの問題で、皇族の結婚相手になると重箱の隅をつつくようにプライバシーを暴かれることが分かった。今後、候補になる女性がいても、恐れおののいて逃げるのが目に見える。かつて上皇さまが皇太子時代に結婚相手を探したが、候補になった途端に次々と去っていった。未来はそれこそLINE一本で断られてしまうかもしれない。
それに加えて、将来の天皇の妃になるということは、皇族になる代償に、今ある人権を失うということでもある。こうしたマイナス面が多々ありながら、それでも嫁ぐとなれば、裏で何かあるんではないかと詮索されかねない。つまり、どう考えても未来の悠仁さまの結婚相手を見つけることは至難の業だということだ。だが、それも安倍元総理ら守旧派にとってはチャンスになる。「旧宮家」を皇族に復帰させることで、行き詰まった状況を打破できるというわけだ。
■無責任すぎる政府「有識者会議」の報告書
有識者会議の報告書によれば、旧宮家の男系男子を皇族の養子にする案が第一である。平たく言えば、愛子さまなどと旧宮家男子を養子縁組させ、皇位継承の有資格者を増やすつもりである。皇位継承権は、養子となった男子が結婚して生まれた男の子に与えるか、養子にも与えるかは未定だが、それでも皇位継承者を確保できない場合は、法律を定めて旧宮家の男系男子を皇族にするという2段階プランだ。もちろんその男子は必然的に天皇候補になる。