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SALLiA歌手、音楽家、仏像オタク二スト、ライター

歌って作って踊るスタイルで話題を呼び、「イデア」でUSEN 1位を獲得。2018年より仏像オタクニストの活動を始め、初著「生きるのが苦しいなら」は紀伊國屋総合ランキング3位を獲得。近著に「アラサー女子、悟りのススメ。」(オークラ出版)がある。

ゆたぼん“クラファン487万円達成”の是非 不登校児らは本当に救われるのか?

公開日: 更新日:

ゆたぼんスタディ号プロジェクト」を、今年4月から実施することを発表していた不登校YouTuberのゆたぼん。1月末に締め切られたクラウドファンディングでは、目標額の380万円を大きく上回る487万円の支援額が集まった。ゆたぼんは2月1日配信の自身のYouTubeチャンネルで感謝の言葉を述べた。途中、支援額は伸び悩んでいたが、終了3日前に「りらくる」創業者の竹之内教博社長から100万円相当の支援があり、クラウドファンディングは成功した。

 しかし発表当初から企画そのものの意義や必要性について、ネット上では疑問の声もあがっていた。ゆたぼんは今回のプロジェクトの目的について、トラックで日本を一周することで「不登校児らに元気と勇気を与える」としている。本当にそんなことができるのか?

 実際に不登校支援を行う、通信制高校サポート校未来学園の代表・松川大介氏(39)に話を聞いた。

■不登校支援を行う専門家の意見は…

「私の学校には、学校に行きたくても行けずに、自分を責めたり苦しんでいる子が多く通っています。基本的に学ぶことは学校以外でもあるから学校に行かなくていいという選択をしたゆたぼんが、どれだけ不登校に対する前向きな話をしても、学校に行きたいのに行けずに苦しんでいる不登校生には響かないのではと思います。すぐに夢を持ったり、追いかけたりできる不登校の生徒はほとんどいません。将来が見えずに苦しんでいる子供たちにとって、勇気や元気よりも必要なのは『安心』です。学校ではなくても、自分を認めてくれる場所があるだけで、安心して生きる力になると感じています」

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