“少年革命家”ゆたぼんの不登校宣言に賛否 経験者どう見る
“少年革命家”として活動するYouTuberのゆたぼん(12)が、中学でも不登校を宣言したことにより、2ちゃんねる創設者で実業家の西村博之(ひろゆき)氏や、脳科学者の茂木健一郎氏(58)、EXIT・兼近大樹(29)、夜回り先生こと教育家の水谷修氏などの著名人が次々と言及し、賛否を呼んでいる。
「学校には行くべき」「無理に行かなくていい」という議論が起これば起こるほど、苦しくなるのはいま、不登校で悩んでいる子供やその親だと思えてならない。
そもそも、「学校行かなくちゃ学習ができないというせまい教育観とか、そうじゃないと常識が身に付かないっていう考え方が、時代遅れなんです」(茂木氏の発言)などと、“学校に行く行かない”という人生に大きな影響を与える選択を“流行”のように言われていることにも違和感がある。
かくいう筆者も、元不登校児である。学校のいじめと、親と先生からの良い成績を取りなさいという圧力をきっかけに体が学校へ行くことを拒否した経験がある。しかし、心は裏腹で「学校に行けない自分」を責め続けていた。