「男はキ○タマ取られるぞ!」を久しぶりに思い出した
久しぶりに思い出した言葉があります。「戦争に負けたら女はみんな犯されて男はみんなキ○タマ取られちゃう」です。うちの師匠3代目三遊亭円歌が自叙伝の中で太平洋戦争終戦間際の頃大人からそう教わったと記してます。読んだとき私は笑ってしまいましたがそれはのちの歴史を知ってる者の傲慢で、当時の人々にとっては臆測から導いた危機だったんでしょうね。一度も戦争に負けたことのない国だった日本だからこそ敗戦のときの恐怖は相当だったと思われます。国の上層部が国民を鼓舞するためのデマだったのかもしれませんが。
ロシアからの侵攻をうけるウクライナ人に対して降伏を勧めた日本の元政治家コメンテーターは戦争に負けても戦勝国は国民の主権を認めて母国語を話すことを許してくれると思ってるのでしょう。でもそれは日本がたまたまアメリカに負けて統治されたから今があるだけで鎌倉時代の元寇で負けてたら今ごろ我々はモンゴル語をしゃべってるかもしれませんし中国に統治されてたら今のウイグル族みたいな弾圧を受けてるかもしれないしアメリカがソ連と分けあってたら東日本国と西日本国とで民族が割れてたかも。