(7)年齢をサバ読みしてAKBオーディションに応募「秋元康さんに見抜かれて不合格に」

公開日: 更新日:

 確かに、以前桃花が「お見立て」という噺をやるのを聴いた際、花魁と廓の若い衆はいいのだが、なまりのある田舎者のお大尽(金持ち)に違和感を覚えたことがある。どんな女流にもあるネック、壁なのかもしれない。

 小朝は彼女にどんな道筋を示したのだろうか。

「たとえば、師匠に、『こういう企画があるんですが』と相談すると、『それなら、こういうふうにしたらどうかな』とアドバイスしていただいてます。新しい噺を覚える時も、前座時代と同様に、『その噺はあの師匠のとこへ稽古に行きなさい』と頼んでくれます。落語協会の師匠だけでなく、落語芸術協会、立川流、円楽一門会と全流派の師匠連で、上方では鶴瓶師匠にもお稽古していただきました」

 アイドルの女流にもそういう地道な努力があったのだ。(つづく)

(聞き手・吉川潮)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動