二宮和也「マイファミリー」評価上昇! 松本潤「となりのチカラ」にはなかったモノ
ドラマも手がけるある脚本家は「脚本が『TOKYO MER』と同じ黒岩勉さんですからね。『TOKYO MER』は、いくつもの名シーンや名セリフが生まれた、最近の日曜劇場の中でも特に人気の高い作品。あの名作を生んだ黒岩さんが書く以上、単純なストーリーであるはずもない。幾重にも絡んだ複雑な人間関係が見どころになりそうです」
放送前には〈ニノが小学6年生の娘のパパって、ちゃんとそう見えるのかな〉と、童顔で有名な二宮が父親を演じることを心配するような声もあった。ドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏は「設定を聞いた時は、私も一番にそこを考えました」と、こう続ける。
「父であることに不自然さを感じてしまうと、どうしてもドラマに入り込めなくなる。最近で言えば、松本潤さん主演の『となりのチカラ』に対して、そういった声が多かったのを思い出します。『マイファミリー』は1話こそ『父である』ことを全面に押し出すようなシーンは少なかったものの、2話では〈さすがは演技派の二宮和也、そんな心配は杞憂だった〉とうならせるものがありました。とりわけクライマックスの電話越しに娘さんの声を聞いたシーンは素晴らしく、二宮さんも多部さん、まごうことなく娘を思う親の表情、声でした。思わずもらい泣きした人も多いのでは」