“キムタク信長”にファン賛否…時代劇に求められる「共演者を生かす演技」
■評価が二分するキムタク時代劇作品
「過去作もそうですが、脚本や作品の引きの強さはさすがだと思います。ですが最近は、あのキムタク感に食傷気味な人も多く、『未来への10カウント』のように終盤面白くなってきても、そこまで残れず脱落していく人が増えているように感じます。時代ものは特に『時代劇らしい立ち居振る舞い』と他を生かす演技というものも求められます」(同)
木村は、06年に公開された山田洋次監督の「武士の一分」で高い評価を得たが、17年に公開された三池崇史監督の「無限の住人」では一転して評価がイマイチだった。木村の時代ものは評価が極端に分かれる印象だ。
ドラマだとなんとなく見てもらえるが、映画館まで足を運んでもらう映画はさらにハードルが上がる。木村は一皮向けた新たな「キムタク像」を見せることができるか。