松本若菜は「新おじさんのマドンナ」だ! 壇蜜や橋本マナミの“空席”埋める存在に
彼女に最近注目するようになった人も、実は既にどこかでその演技を目にしていた可能性がある。数々のドラマに起用されるのは、演技力の高さが評価されている証拠だ。
その半面、どんな役もこなすので、これまではやや器用すぎるイメージがあったかもしれない。だが、ここにきて松本若菜は2クール連続でハマリ役を得て、いよいよ素質が開花。今回の初主演ドラマでは主人公が仕掛ける「セクシーな復讐」も見どころのひとつで、壇蜜や橋本マナミが結婚して空席状態となっていた「おじさんたちのマドンナ」の系譜を受け継ぐ存在としての期待も大きい。
■アンチを生まなかった演技の説得力
昨今はドラマで嫌な人物を演じると、その俳優にも影響が及んでSNSで「もう見たくない」と叩かれる傾向がある。松本の「やんごとなき一族」や「復讐の未亡人」での役柄も嫌われてしまうおそれがある難しい役だが、むしろ好感度が上がった。それは、ただ単にユニークな表情や動きをしているのではなく、抜群の表現力が役に説得力を生んでいるからだろう。