六平直政さん「オレの髪がフサフサだった頃、唐十郎さんと長男・義丹と伊豆で撮った1枚は…」
今はラリー車のスバル・インプレッサWRX STI
オレは「状況劇場」を離れた後、劇団「新宿梁山泊」の旗揚げに参加して、34歳で原田芳雄さんの紹介で劇団「東京乾電池」に移ってから、北野武監督や伊丹十三監督、深作欣二監督、新藤兼人監督らが呼んでくれるようになって、テレビからも声がかかり、おかげで役者だけで食えるようになった。「テレビは嫌だ」なんて言うヤツもいたけど、気持ちより諭吉、花束より札束。必ずみんなお金に転ぶ。そんなもんだよ(笑)。
オレも「こんなにもらえるんだ」って通帳の振込金額見てうれしかったもん。それで車を買ったかな。昔、ラリーやってたから、今もラリー車のスバル インプレッサWRX STIって車に乗ってるよ。もちろんマニュアルで、純正のレザーのバケットシート、タイヤは245/40R18、マフラーは4本。それをブォンブォン鳴らしてロケ現場行ったら、みんなビックリしてるよ(笑)!
(聞き手=中野裕子)