「24時間テレビ」逆風下の全舞台裏 “統一教会砲”突っぱねても肝心の募金額は1億円減
番組終了時点で昨年より1億円以上ダウン
コロナ、節電、統一教会という逆風をなんとかしのぎ、3年ぶりの有観客開催を切り抜けたというわけだ。しかし、肝心のチャリティー額はいまひとつ振るわなかった。
番組終了時点で発表された、その時点までの募金額は「3億1819万4209円」。これは昨年(21年)の同時点での「4億2102万9826円」に比べると1億円以上ダウン。
年間を通しての正式な集金額は、例年秋に発表され、昨年も、最終的には8億8621万4435円(昨年時までの44回の中で、歴代23位の額)にまで伸ばしたが、今年はどこまで迫れるか。
「今年も会場での募金はなく、スマホやパソコンを駆使した『キャッシュレス募金』。今年は、出演タレントたちが募金した人と電話でしゃべれる“感謝の電話”という企画も行われましたが、募金額はコロナの影響もあってか昨年より下回ってしまった。“チャリティー番組”と銘打っている以上、やはり募金額は大切です」(別の日テレ関係者)
感動のおしつけという批判は今更だが、ネット全盛時代に「24時間テレビ」の存在意義そのものが問われていることはたしかだろう。