著者のコラム一覧
てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

「パンツ」があだ名だった平子祐希は人生大逆転 お漏らし界の星になった

公開日: 更新日:

「大きい声で笑うと一軍がにらんでくる」(平子祐希テレビ朝日系「アメトーーク!」9月22日放送)

 ◇  ◇  ◇

 メンバーを一新して行われた「アメトーーク!」の名企画「中学イケてない芸人」。普段はウケるはずのトークへの反応が悪いと感じたアンガールズ田中が「いまいち、みんなが笑ってくれないよね?」とメンバーに聞いた時にアルコ&ピースの平子祐希(43)が答えた一言が今週の言葉だ。

 今では“愛妻家芸人”として知られ、「イケてない」イメージはあまりないが、学生時代は「五軍中の五軍」。その中でもイジられていたから、「実質六軍」だったと明かし、ひとりレベルの違う重いトーンの話を連発した。その“地位”を決定づけたのが小学1年の時。もともとは腕力が強く「パンチ」というアダ名だったが、うんちを漏らしてしまい「パンツ」というアダ名に。平子はそこで悟った。「ああ、地元では終わったんだなって」と。

 この“事件”を詳細に語ったインタビュー(白泉社「kodomoe」2021年4月号)によると、当時はボットン便所。汚れたパンツを捨てればよかったが、平子は「なんでもかんでもものを擬人化して見ちゃうクセ」があり、「このパンツ、ずっと使ってきたのに捨てたら悲しむかな」と、水で軽く洗ってノーパン状態でズボンに挟んでいたという。だが、知らないうちに教室に落としてしまい、それが見つかり「パンツ」と呼ばれるようになってしまったのだ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    演技とイケオジぶりで再ブレーク草彅剛と「10億円マンション売却説」中居正広氏との“絆”

  2. 2

    元ソフトバンク「伊奈ゴジラ」の転落人生…淡路島で盗み84件総額472万円、通算5度目の逮捕

  3. 3

    大関・大の里すでに「師匠超え」の鋼メンタル!スキャンダル報道もどこ吹く風で3度目賜杯

  4. 4

    米田哲也が万引きで逮捕!殿堂入りレジェンド350勝投手の悲しい近況…《苦しい生活を送っていたのは確か》

  5. 5

    テレ朝に“ナスD”超え「1億円横領」続々の過去…やりたい放題で解雇された社員のヤバい所業

  1. 6

    東洋大姫路・岡田監督が吐露「本当は履正社に再任用で残る予定で、母校に戻るつもりは…」

  2. 7

    かんぽ生命×第一生命HD 人生設計に大切な保険を扱う大手2社を比較

  3. 8

    山下智久「正直不動産」映画化でひと儲け狙うNHKに「甘い」の声も…山P人気は下降気味

  4. 9

    レイズ看板選手「未成年への性的虐待容疑」で逮捕も…ドミニカは殺人も銃撃も「無罪放免」の実態

  5. 10

    キムタク一家の妹Kōki,は映画主演の裏で…フルート奏者の姉Cocomiの話題作りと現在