香川照之の主演映画「宮松と山下」公開へ…「見たくないのにもう復帰か」との声に異議あり
11月18日に公開が予定されている香川照之(56)主演映画「宮松と山下」の予告編が公開され、ネットで話題となった。
「見たくないのに、もう“復帰”なのか?」という声の一方で、「演技派の彼の姿を見てみたい」という待望の声が出ていることも確かだ。
8月末に過去の性加害問題が報じられ、9月に入ってからは、毎日のように流れていたCMは放送見合わせとなり、出演予定だったドラマに関しても代役に変更、司会を務めていた情報番組も自ら降板というわけで、香川の姿がテレビから消えてしまっている。
2019年に銀座のクラブでホステス女性の服の中に手を入れ、ブラを剥ぎ取ってにおいを嗅ぐなどしたと報じられた。その女性が香川の行為を止められなかったとして、そのクラブ経営者を訴えたことにより内容が明るみに出た。香川自身が訴えられたわけでもなければ、事件となったわけでもない。ただ、その行動の品のなさで、大きな影響が降りかかった。まあ、現状では今後の見通しが立たない最悪の状態だ。
映画の予告編公開を受けて、「見たくない」という声をあげるのは、もちろん自由だ。しかし、そもそも映画は「見たい人がお金を払っても見る」ものであり、香川の不祥事は事件でもなく、現状、「お蔵入り」にするわけにはいかない。上映しなければ製作サイドにお金は入らないし、出演者やスタッフに支払われるはずのギャラも出ない。採算を取るためには上映やむなしというわけだ。