著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

玉川徹氏の騒動に思う ワイドショー司会者とコメンテーターの関係はドラマの主役と脇役に似ている

公開日: 更新日:

 注目されていたテレビ朝日玉川徹氏は番組を降りることも、会社を辞めることもなく「羽鳥慎一モーニングショー」に残留。コメンテーター席からは外れるが、ディレクターとして現場を取材。自身の取材したものだけスタジオで生報告する形で着地した。

「番組が朝の時間帯のトップに立ち続けている貢献者のひとりが玉川。好き嫌いはあれ、彼の意見で視聴者を引き付けたのは確か。番組を降りれば視聴率にも影響する。本来なら降板が本筋だが、週1でも番組に出ることを妥協点とした」(テレビ関係者)

 日々のニュースをワイドに伝えるワイドショー。日々の内容はそう大差ないが、視聴率に差がつくのは司会者とコメンテーターのキャラを含めた人気だ。

「モーニングショー」は司会の羽鳥慎一のソフトで安定した司会進行と、対峙(たいじ)するように熱く語る玉川氏。絶妙な静と動のバランスの良さが人気に結び付いている。玉川氏のようなタイプのコメンテーターはそうはいない。取り扱いは難しいが、唯一無二の存在だから貴重なのだ。

 ワイドショーの司会者とコメンテーターの関係はドラマの主役と脇役の関係にも似ている。昔から映画やドラマに敵役は欠かせない存在だった。特に勧善懲悪モノには必要不可欠だが、敵役は専門の悪役専科の俳優もいて、さほど敵役を気にすることはなかった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  2. 2

    中居正広の騒動拡大で木村拓哉ファンから聞こえるホンネ…「キムタクと他の4人、大きな差が付いたねぇ」などの声相次ぐ

  3. 3

    木村拓哉は《SMAPで一番まとも》中居正広の大炎上と年末年始特番での好印象で評価逆転

  4. 4

    中居謝罪も“アテンド疑惑”フジテレビに苦情殺到…「会見すべき」視聴者の声に同社の回答は?

  5. 5

    中居正広9000万円女性トラブル“上納疑惑”否定できず…視聴者を置き去りにするフジテレビの大罪

  1. 6

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  2. 7

    フジテレビは中居正広で“緊急事態”に…清野菜名“月9”初主演作はNHKのノンフィクション番組が「渡りに船」になりそう

  3. 8

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  4. 9

    若林志穂vs長渕剛の対立で最も目についたのは「意味不明」「わからない」という感想だった

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース