「相棒」の杉下右京さんもビックリ! テレ朝「ドラマ9時作戦」が大成功したワケ
テレビ朝日はこの秋から連続ドラマを火・水・木の午後9時に揃えた。「ドラマを見るなら夜9時に5チャンネル(首都圏)」という仕掛けで、火曜は「科捜研の女2022」、水曜は「相棒season21」、木曜は「ザ・トラベルナース」と高視聴率を見込める人気シリーズを並べた。
「科捜研」と「相棒」はテッパンだが、「ザ・トラベルナース」も脚本・中園ミホの痛快医療ものということだから、「ドクターX~外科医・大門未知子~」の男性看護師版と見ることができる。
「視聴者にドラマの時間として定着しているのは、月曜9時のフジテレビ系『月9』と日曜9時のTBS系『日曜劇場』でしょう。テレ朝系ドラマは人気はあっても、『ええ~と、何曜日の何時だっけ』と放送時間の印象が薄い。9時に揃えたことで、ドラマ好きの視聴者の見逃しを防ぎ、録画予約もしやすくなりましたね」(テレビ雑誌編集デスク)
この9時作戦、はたしてうまくいっているのか。これが、杉下右京さんも驚く大成功なのだ。
「相棒」は初代相棒・亀山薫の復帰という話題性もあって、初回は世帯視聴率17.3%といきなりドラマ部門の今年最高を叩き出し、第2話以降も15.4%、14.2%と絶好調。クールな印象になったマリコさんの「科捜研」、「ザ・トラベルナース」がいずれも初回11.9%と、2ケタを楽々クリアした。目下の平均視聴率ランキングでも上位に並んでいる。