川口春奈の“本当の魅力”って…「silent」は再生数で独走中、演技イマイチでも引っ張りダコ
「silent」は手話による恋人たちの絡み合いだからセリフは少ないが、それだけに表情やしぐさの表現力が求められる。そのへんのところをどこまで演じられるか、川口にとって勝負どころである。
この秋クールでは、川口とは真正面からぶつかる本田翼が、「君の花になる」(TBS系)で主役を演じている。こちらも恋愛がらみで、本田は川口と年齢も近く、CM起用社数は1社少ない3位。演技がいまひとつというところも同じというのは笑える。最新話までの平均世帯視聴率はともに約6~7%と僅差。各テレビ局の番組プロデューサーは、この“競演”の結果次第でこれからどちらを起用していくか決めるつもりだろう。川口としてはどうしても負けられない。
ただ、「顔がきれいすぎるし、感情がわかりやすいというのが、逆にこれからの川口にはマイナスになる」というのは大手芸能プロダクション幹部だ。「キムタクと同じで、何をやっても同じ印象になってしまう」という。たしかに、「silent」の青羽紬と「ちむどんどん」の良子ネーネーの涙は同じだった。
「彼女はシリアスよりコメディーの方がいいんじゃないかな。『ロマンチック・コメディーの女王』といわれたメグ・ライアンの和製路線はありだと思う」(プロダクション幹部)
ところで、「silent」も「君の花になる」も、女性視聴者向けのイケメンがてんこ盛りなのだけれど、おじさんにはみな同じに見えてしまう。
(コラムニスト・海原かみな)