イカれた企画「とろサーモン久保田、テレビ局の枠を買う。」の波紋
もっとも、1クールの予定で始めた番組はわずか4回の放送で終了せざるを得なかった。枠を買ったはいいけど、枠をハミ出し過ぎたらしい。終わったことをグダグダ言うのは俺の美学に反するので多くは語らないが、やったことは決してムダではなかったと思っている。
実際この時の企画会議で「過激すぎる」とボツになっていたアイデアは後に別の番組で実現している。今年3月にKBC九州朝日放送の特番として放送された「とろサーモンのクズメンタリー」という番組で、テーマはズバリ「クズによるクズのためのクズ発見バラエティ」。
そこでやったのは競艇場の出口で勝負に負けたヤツらを集めて、賞金を懸けてチャリンコレースをさせるという企画。名づけて「クズ男だらけのリアルカイジ自転車レース」だ。
地方局発だけにそこまで話題になったわけではないが、小籔さんや中川家さん、ナイツの塙さんといった芸人仲間や裏方の人たちからの反響はかなりのものだった。こんなイカれた企画をやらせてくれたKBCさんには感謝しかない。しかも当初は3回だけの予定だったはずが、今年7月にめでたく復活。不定期ながらもまだ先がありそうです。