ウエストランドM-1優勝で「毒舌漫才」復権 2人は普段トークや飲み会でも愚痴悪口ガンガン
優勝後、審査員の松本人志(59)も、「こんな窮屈な時代でも、キャラクターとテクニックさえあれば、こんな毒舌漫才も受け入れられるという夢を感じました」とコメント。お笑い評論家のラリー遠田氏は今回の大会についてこう話す。
「さや香やオズワルドなど、オーソドックスなかけあいの漫才は少なく、コントっぽい漫才が多い決勝戦でした。しかし、M-1は今まで“しゃべくり漫才”が優勝することが多かったので、そうした意味では原点回帰したと思います」
毒舌連発のボヤキ漫才を披露したウエストランドについてはこう続けた。
「井口が、マシンガンのように、ひとりでガンガン毒を吐くスタイルは、漫才というより、漫談に近い感じかも知れません。往年のツービートや紳助竜介の漫才を思い出した人も多いのではないでしょうか」
■「漫才はいいことがなかった人間の復讐劇」
さらに井口は、ラリー氏が知り合った10年くらい前からあのままのスタイルで全く変わっていないのだという。