紅白出場歌手は“特別枠”のほうが話題に…予想合戦はそろそろゲームチェンジの時期か
メディアの事前予想をあざ笑うかのようだった今年のNHK紅白歌合戦の出場者。11月16日に43組の出場歌手を発表後、12月に入ると小出しで特別枠の出場者の発表が始まった。その都度、メディアも大きく報じる。
この巧みな番宣も70年を超える伝統番組のなせる業。事前の予想では中森明菜や矢沢永吉の名前も挙がっていたが、今年も2人の出演はかなわなかった。
■「予想」を反対から読めば「うそよ」
「予想」を反対から読めば「うそよ」のまま想定外の顔ぶれ。毎年、繰り返す予想合戦はメディアと紅白のゲームのようでもある。そろそろゲームチェンジの時期かもしれない。
改めて紅白出場者を検証すると、NHKの思惑も見えてくる。今年もジャニーズなど若手が中心の構成。中高年は「この子は誰、変わった歌ね」と混乱必至だ。
「出場者の世代交代は視聴者の世代交代を狙うもの。紅白を将来まで続けるために少しずつ改革してきている。まだ、その途中にある」(テレビ関係者)